こんにちは、もぐです。
先日ネイルスクールでチップラップをはじめて学びました。
終わってからの感想…なにこれ、本物の爪みたい。
私はサロンで長さだしもやってもらったことがなかったので、非常に感動しました!
初心者でもきちんと手順を踏めば、やることができました。
チップラップは2級の内容でもありますので、しっかりと学んでいきましょうね!
写真も入れて、できるだけわかりやすく説明させていただきます。
チップラップとは
ネイリスト技能検定2級の課題、チップラップ。
苦手としている方も多いのではないでしょうか。
チップラップはシルクやラップ剤とグルー・レジン等を用いて
爪の補強や補修・長さだしを行う技術です。
ネイリスト検定2級では、左手の中指がチップラップの課題となっております。
長さは5ミリ程度、ラウンドの形です。
この課題のチップラップはそれほど強度がなく、5日ほどで外れてしまいます。
チップラップにおける注意点
チップラップはなかなか難しいですよね。
下記内容はしっかりと学んでから試験に挑みましょう。
- 形(ライン取り)の作成
- サイズの調整
- レジンの段差埋め、凹凸
また公式では点数の基準やポイントも公開されておりますので
当日はいかに減点がないかに注意し、確実に点数を取るためにも
確認しておきましょう。
チップラップの手順
基本的な流れは下記の通りです。
詳細はそれぞれ写真がついているものもありますので、一緒に確認しましょう!
- 爪のフリーエッジを切り、形を整えサンディングを行う
- チップを装着する
- チップの段差をレジンで埋める→アクティベーターを吹きかける
- チップをカットする
- 表面のファイリングをする
- シルクスキンを貼る
- シルクにグルーを塗布する
- レジン→アクティベーターを数回繰り返す
- ラウンドの形どりをする
- 艶出しをする(表面を整える)
下準備
ますは下準備として手に合うチップを作成しておきます。
※ネイリスト検定2級の試験では、ここでいう下準備は行っても問題ありません。
- 爪に合うサイズのチップを用意しておく
- シルクも切っておく
①チップを用意する
モデルの左手中指に合うチップを選びます。
なかなかぴったりのものはありませんので、削って形を整えておくことをお勧めします。
先細になりすぎないチップを用意してください。
②シルクを切っておく
シルクも爪の横幅に合わせ、切っておきます。
後から直せるよう、大きめにカットしておくのがポイントです。
|1|爪のフリーエッジを切り、形を整えサンディングを行う
チップを装着するので、フリーエッジ(爪が皮膚から離れて伸びている部分)をニッパーでカットします。
カット面は形を整えてください。
長さを短くしたら、表面のサンディングを行います。
サンディングは180のエメリーボードを使用しましょう。
|2|チップを装着する
グルーをチップの端に薄く塗り、チップを装着します。
基本的にはつけてから隙間を無くすように手前に空気を抜きながら装着します。
空気が入っていると、装着面が白くなり浮いているのがわかりますので、ピッタリとつけてくださいね。
ストレスポイント(爪先の両サイド)は浮きやすいので、しっかりと押さえるようにしてください。
※ウッドスティックを使うことをお勧めします。
指の第二関節からまっすぐになるようにつけていきます。
|3|チップの段差をレジンで埋める→アクティベーターを吹きかける
グルーが乾いたら、レジンで段差を埋めます。
この後、表面を削ることになるので、その際に自爪を削らないように自爪の1/3〜1/2まで塗っておくといいです。
ストレスポイントまでしっかりと塗ります!
ただし、皮膚につかないように注意してくださいね。
※万が一ついてしまった場合はウッドスティックで取り除くか、固まってしまっている場合にはアセトンを馴染ませて溶かしてください。
アクティベーターは指をキッチンペーパー等で支えて、
10cmほど離したところから1.2回吹きかけます。
|4|チップをカットする
スポンジの片側が大体5mmです。
中心ラインも入れてまずは5mmよりも少し長めにニッパーでカットします。
ここでニッパーは平行に!
一度にカットしようとすると圧でチップが取れてしまう恐れもあるので、数回に分けて小さくカットしていってください。
※写真ではしていませんが、ここでコーナーを少しカットしておくと後からラウンドの形どりが楽になるのでお勧めです。
|5|表面のファイリングをする
ニッパーでカットした部分に数回ストレートにファイルを当てます。
まだラウンドの形にはしなくてもいいです!
また、シルクを貼る前に少し凹凸をなくしておきたいのでレジンを乗せた表面を平らにファイリングします。
|6|シルクスキンを貼る
角をとったシルクを、チップを大きく覆うように貼り付けます。
※シルクは極力指で触ることのないよう、ピンセットで扱いましょう!
端からピンセットを用いてピタッと貼ります。
その後、ビニールのような伸縮性のあるもので圧をかけ、しっかりと圧着します。
|7|シルクにグルーを塗布する
圧着したシルクにグルーを塗ります。
後からカットする部分のシルクをもち、下に下げて爪先までグルーとシルクを付け込みます。
グルーは自然乾燥するまで待ちます!
自然乾燥後、シルクはファイルで爪先のあまりをとります。
|8|レジン→アクティベーターを数回繰り返す
厚みを出し、また写真のように丸みのあるハイポイントを作るために数回レジンを乗せます。
- シルクより長めにレジンを塗る→アクティベーター
→爪のカーブを意識して塗ります。 - キューティクルラインぐらいからレジンを塗る→アクティベーター
→全体に凹凸が極力なくなるよう塗ります。 - 全体にレジンを塗る→アクティベーター
→特にハイポイントを意識して、中心あたりにレジンを置きます。
3回ほどでいいかと思いますが、厚みや形がうまくいかないときはもう少し行いましょう。
|9|ラウンドの形どりをする
- 5mmになるよう、まずストレートで削ります。
- その後、上から見たサイドストレートを意識して削ります。
- その後、横から見たサイドストレートを意識して削ります。
- 最後にラウンドの形どりを行います。
表面の前にアウトライン(ラウンド)を先に行います。
バリが出るのでしっかりととってくださいね!
|10|艶出しをする(表面を整える)
シャイナーまで行い、表面を整えます。
自爪の艶出しとは異なり、まず凹凸を消すために150からかけてもいいかもしれませんね。
|11|完成!
レジンがベトベトする?試験までに新品の用意を。
試験までに、みなさんたくさん練習すると思います。
アクティベーターは量が少ないですし、使っているうちにレジンはアクティベーターを含んでベトベトしてきてしまいます。
そうするとつるんと仕上げることが難しく、削りに大幅な時間がかかります。
ですので試験前には新品を用意しておくことをお勧めします。
使いやすい、私が合格の際に使用していたものを載せておきます。
チップラップとは関係ありませんが、カラーポリッシュもドロドロしてきてしまうので
新しいものを用意し、1.2回塗って練習することをお勧めします。
個人的にはジェシカとnoiroのカラーポリッシュがお勧めです。
ジェシカは定番でサラサラとしたポリッシュが塗りやすく、また明るい赤なのでムラにもなりづらいです。
noiroはハケが小さく、小まわりがききます。
ライン取りがしやすいので中身は変えてnioroのボトルを使用する人もいます。
ラインがうまくいかない人や、モデルの爪が小さい方にはnoiroをおすすめします。
私はジェシカとnoiroを両方用意していました。
当日はnoiroを使いました!
noiroは大人っぽいボルドー寄りの赤で、
一度塗りと二度塗りでは色味が大きく変わります。
なのでムラには注意です。
最後に
2022年7月試験のアートはひまわりでした。
最新の2022年10月アートは「和菓子」です!難しそう。
※アートする指は毎回変わりますので確認してくださいね。
チップラップは他の指のポリッシュと異なり
オフもやや大変なので、下記記事も併せてご参照ください。
それでは!
───初出掲載───
2022年5月29日
───最終更新───
2022年9月15日
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